第3シーズン 1991年(H3)/全19話 《著者》池波正太郎 |
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ストーリー |
原作タイトル |
備考 |
第1話 |
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夜更けに腹をすかして倒れていた岩吉に、あだっぽい女が声をかけた。その女が岩吉にのっぺい汁のうまい大根屋で飯を食べさせている様子に、密偵のおまさは疑問を感じる。女・お里は、腕のよいキセル作りの松五郎の所に姪という触れ込みで住んでいた。話を聞いた平蔵は、お里を女賊だと見込みをつける。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第2話 |
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初回放映日: |
平藏は忠吾と見回り中、着物の袖に血のついた男を見つけ、忠吾にあとを追わせる。だが、周囲には騒ぎが起った様子はなかった。その時、非番の筆頭同心・酒井に、ばったり出会う。酒井は剣術の師、松尾喜兵衛を見舞うところであった。平蔵は酒井と松尾を見舞うが、松尾が何者かに殺されているのを発見する。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第3話 |
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初回放映日: |
呉服問屋・扇屋が小僧を除き斬殺される。その小僧が言った言葉から、鮫州の市兵衛が浮かんだ。だが、粂八は、市兵衛をお紋のかたきと恨んでいた。お紋は粂八が盗賊だった頃、愛した女だ。しかし、お紋は市兵衛の女だった。市兵衛に追われ二人は、馴馬の三蔵の所へ逃げ込む。三蔵はこころよく女房おみのの所へ逃してくれる。だが、それにも関わらず、粂八がお盗めから戻ると、お紋とおみのは殺されたあとだった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第4話 |
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初回放映日: |
平蔵は見回りの時に、船宿加賀屋の船頭・常吉をひいきにしていた。常吉は口なしの常吉と呼ばれるほど、無口な男だった。だが、その日の常吉は、女房のおさきと同じ長屋の浪人・西村虎次郎が浮気をしている所に出くわした後で、荒れていた。ぼやとなった火に出くわした常吉は、そのことをきっかけに火つけの虜になっていく。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第5話 |
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初回放映日: |
羽黒の丁右衛門の残党を追って上州に出ばっていた盗賊改めは、丁右衛門の右腕と言われた洲走の熊五郎と山猫三次を追い詰める。だが、熊五郎は、三次を助けに来ると捨て台詞を残し逃げてしまう。上州では以前、熊五郎に殺されたまさぞうの女房・お延が茶店をやっていた。お延は病気の男・信太郎を助けたことから、愛し合うようになる。信太郎が商いを終えたら一緒になろうと出かけたあと、人相書きによって、熊五郎と信太郎がそっくりであることを知る。 |
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その他出演者: 和泉屋治右衛門: 高城淳一 由松:岡田一恭 |
第6話 |
いろおとこ |
初回放映日: |
若き同心・寺田源三郎は、寺の境内で盗賊・鹿熊の音蔵に殺された兄・又太郎の密偵だった女・おせつと出会う。おせつの叔父、市兵衛が、音蔵の逃走と又太郎の死に関わっていた。平蔵は又太郎の死に不信を抱き、源三郎に手を引けと命ずるのだが……。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第7話 |
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初回放映日: |
墓火の秀五郎一味の凶行がまた起こった。盗賊改めが色めき立つなか、同心の忠吾は、最近、見回りにも身が入っていない。それというのも、いろは茶屋のお松に入れあげていたからだ。お松を気に入る川越の旦那は、お松と忠吾のことを知り、十両もの大金をくれるが、この旦那こそ、墓火の秀五郎だった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第8話 |
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初回放映日: |
密偵・高萩の捨五郎は、妙義の團右衛門から声をかけられる。團右衛門は、以前、捨五郎から聞いたろうそく問屋の三倉屋を大仕掛けな仕事で狙うと言った。江戸で初めてのお盗めでもあることだし、捨五郎に助けてくれと言う團右衛門。そのうえ、自慢げに役宅の飯炊きに配下のものを入れていることまで捨五郎に話すのだった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第9話 |
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初回放映日: |
釜抜きの清兵衛の配下、雨隠れの鶴吉とお民の盗賊夫婦は、故郷である江戸に12年ぶりに帰ってきた。その頃、盗賊改めは、藤間の百三を追っていた。墓参りをする夫婦は、偶然平蔵の剣友・禄之助と出会う。鶴吉は、禄之助のおせっかいから、疎遠になっていたの父・石屋源右衛門と再会する。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
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番組タイトル |
放映日ほか |
ストーリー |
原作タイトル |
備考 |
第10話 |
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初回放映日: |
同心・木村忠吾は、同心仲間の嫌われ者・黒沢勝之助が手配中の女賊、網虫のお吉と茶屋に入っていくのを目撃する。網虫のお吉は、苅野の九平という大盗賊を惑わした毒婦だという。疑惑をぬぐいきれない忠吾は、黒沢を尾行し、黒沢がお吉の体だけではなく、金まで巻き上げていることを知る。そしてお吉は、今では歌村清三郎という琴師の女房となっていた。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第11話 |
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初回放映日: |
夜鷹が次々と斬殺される事件が起こった。彦十の知り合いの風車のおつねは、病気の亭主と子供を養うため、夜鷹となっていたが、そのおつねが餌食になってしまう。彦十の悲しみを知った平蔵は、夜鷹殺しを捕まえると約束する。密偵のおまさは平蔵の命をうけ、夜鷹に化けて囮となるのだった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第12話 |
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初回放映日: |
平蔵の嫡男・辰蔵は、鬼子母神前の茶屋の娘・お順にひとめぼれしていた。茶屋を営む無愛想なお順の父・次郎助は、元は白峰の太四郎の片腕と言われた男だった。その店に、太四郎の隠居金七百両を預かってほしいと男がやってきた。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第13話 |
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初回放映日: |
尻毛の長右衛門の配下・布目の半太郎と薬種問屋の下女(引き込み役)のおすみは恋仲であった。半太郎は、今度のお盗めがすんだらおすみと一緒にさせてくれるように長右衛門に頼むつもりだったが、そんなことを知らない長右衛門は、半太郎におすみを女房にしたいと言うのだった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第14話 |
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初回放映日: |
風邪で寝込んでいた彦十を見舞った帰り、平蔵は、阿呆鳥の与平に茶屋・ひら井に案内される。そこで会った娘・おはるから、このひら井には、もみ上げに刀傷のある男が出入し、女将も数人の男と話しているような時があり気味が悪いと聞く。その話から、もみ上げに刀傷の男は、夜ぎつねの富蔵ではないかと平蔵は思い当たる。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第15話 |
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初回放映日: |
密偵・おまさは、縁日で盗賊・峰山の初蔵に声をかけられる。以前おまさが配下にいた荒神の助太郎が死に、二代目が披露されることになったというのだ。初蔵は、おまさにその荒神の仲間に入ってほしいと言うのだった。一味の仲間になり、様子を探ることになったおまさだが、二代目が女だと知り驚く。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第16話 |
おしま |
初回放映日: |
あくの強い腕ききの同心・松波金三郎は、盗賊・牛尾の又平を追っていた。ませの七兵衛は、松波に使われている密偵だった。その七兵衛の所に、牛尾の又平の引き込み役のおしまが足抜けしたいと七兵衛を尋ねて来た。同心・松波は、おしまを抱き、牛尾の又平の情報を得る。それにより、松波は手柄をたてるのだが、おしまと情を通じたことで役目も身分も失い放逐される。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第17話 |
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初回放映日: |
同心の忠吾は浪人にからまれている娘・お雪を助ける。お雪は、足袋屋つちや・善四郎の姪だった。だが、お雪は本当は盗賊・鈴鹿の又兵衛の娘だった。鈴鹿の又兵衛は、盗賊から足を洗うために収め金を得るための最後のお盗めをするつもりだ。忠吾はそのことを知らず、お雪と恋仲になるのだった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
第18話 |
おみよは |
初回放映日: |
殺し屋・青堀の小平次は、八幡屋利兵衛の妾・お八重を殺害したところを、使用人のおみよに顔を見られてしまう。顔を見られたからには始末するのが殺し屋家業の掟だと、小平次は言われる。青堀の小平次はおみよを探すが、なぜかおみよは小平次のことを誰にも話していないのだった。 |
新潮文庫 |
その他出演者: |
第19話 |
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初回放映日: |
酒を飲んでいた密偵の粂八、おまさ、五郎蔵、伊三次、豆岩は、最近の盗賊の急ぎ働きに不満だった。飲んでいるうちに、犯さず、殺さず、貧しき者からは盗まずという盗賊の三カ条を今の盗賊たちに見せてやろうという話が飛び出す。狙いは、因業金貸し医者・竹村玄道。おまさ一人が反対をするのだが、彦十、五鉄の三次郎まで、男たちはみんなその話に乗り気だった。 |
文春文庫 |
その他出演者: |
ナレーター(中西 龍)、音楽(津川利章) |
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火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵 |
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与力 |
佐嶋忠介(高橋悦史)、 |
筆頭同心 |
酒井祐助 (柴俊夫から勝野 洋に変更) |
同心 |
村松忠之進(沼田爆)、 |
平蔵の |
岸井左馬之助(江守徹)、 |
密偵 |
相模の彦十(江戸屋猫八)、 |
軍鶏鍋屋・五鉄の三次郎(藤巻潤)、おとき(江戸家まねき猫) |
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医師・井上立泉(牧 冬吉) |