寺町三条角に130年の伝統を持つ三嶋亭本店はあります。
すき焼きのほかにもオイル焼きや水炊き、みぞれ鍋などがありますが、
今回は楽しみにしていたすき焼きをいただくことにしました。
さて、東京など関東圏ではすき焼きを割り下で食べますが、京都は砂糖と醤油で
直接味付けをして食べるのが一般的です。
一般的と言っても砂糖と醤油だけで味付けする場合もありますし、砂糖と醤油にだしなどを足すなど、
それぞれの家や店によっても違います。
三嶋亭さんには コースがいくつかありましたが、金額の差は霜降り加減が多いかどうかと言うことでした。
私は脂の多いお肉が得意ではないので、特撰コース(税込み 8,663円)にしました。
お肉が3枚(牛肉160g)と、ご飯、お漬物、果物がつきます。
では、三嶋亭さんの食べ方をご紹介しましょう。
まず、すき焼き鍋に砂糖をまんべんなく振りまきます。
鍋に直接砂糖をまくのは初めて見たので驚きました。
そして、そこに肉を置き、醤油を少し回しかけます。
醤油の中にみりんが入っていると仲居さんはおっしゃってましたので、これが割り下がわりとも言えますね。
仲居さんがお肉を焼いてくださっている間に、私たちは卵をまぜまぜ。
さぁ、お肉に上手に火が通りました。まず1枚目を卵につけて、ぱくり♪
「う〜ん、やわらかくて おいしい〜♪」と ついうなってしまうほど、癖がなくやわらかい、とってもおいしいお肉でした。
私たちが1枚目のお肉をいただいている間に、お野菜、お肉を仲居さんがセットしてくださいます。
お野菜は、玉ねぎ、焼豆腐、安平麩、九条葱、しらたき。
あぶらはいっさい使わず、少しの調味料で焼くため、すき焼き鍋に煮汁はまったく出ません。
毎日使われたぴかぴかの鉄鍋は、まるで新品のように美しかったです。
そのため、焦げることもなく、きれいに焼けるそうです。
味は東京の割り下より、舌に甘みが残らないのであっさりといただけました。
仲居さんがついて作って下さいますので、味付けができなくても問題ありません。
ランチはお安いこともあって、仲居さんが作ってくださるのはしょっぱなだけらしいのですが、
それ以外のコースはできる限り仲居さんが作ってくださるそうです。
できる限りと言うのは、満員で忙しいと手が回りきらない場合もあるということでした。
私が行った時は、3時近くということもあり、それなりにお店が空いていたので、
絶妙のタイミングでお世話をしてくださいました。
おいしくてお肉のおかわりをしましたが、あとから金額を見てびっくりしました。
追加の特選肉:一人前 80gで3、465円。
二人前を頼み、来たのがお肉3枚(コースの半分量)でしたので、追加するよりははじめから
霜降りがつよいコースを注文してもいいかもしれないなぁと思いました。
ぺろぺろ食べたので追加しましたが、別に追加しなくてもお腹は満足できてたのかもしれません。
まぁ、おかわりするほどおいしかった♪ o(*^▽^*)o ということですが♪
そうそう、大部屋(写真、左から3枚目)でお食事をしたのですが、大部屋は予約不可。
個室に関してのみ、電話予約できるそうです。
ただし、直前に予約を入れても満員なことが多いらしいので、前もっての予約が必要不可欠のようです。
クレジットカードは、使えないと思い込んでいたため使用不可か可能かわからないままでした。
それなりに金額がかかるので、聞いてから行くといいかもしれませんね。
仲居さんの接客も、お味もとってもよかったです。
また行きたいお店ができました。ごちそうさまでしたぁ♪ (^-^)/
|