平野屋

2009.2.28 作成

平野屋公式HP

今回は、初めての寒い時期。そして、初めてぼたん鍋をいただきました。   








コタツです。
なごみますねー。







ついたてにも
風情あります。



1.お菓子

柚子の甘露煮





2.山菜

春の香りがします♪






3.コイのおさしみを
たっぷりと。
つくし、菜の花と。

4.鹿肉のしゃぶしゃぶ



5.ぼたん鍋

初めて食べます。
(〃∀〃;) ドキドキ♪
猪の赤身と真っ白な
脂身をじっくりと
煮込みます。







6.フナの煮付け

頭の方。
全部食べられます。



尾の方。





7.キンカンの甘露煮と
甘酢大根




野菜からまず
いただきます。





手前の赤い器の中身は、ゆずの絞り汁。

後ろはネギなど薬味。




だしぽんと大根おろし
がメイン。
ゆず、薬味は好みで。



手前の器は、
大根おろし。
たっぷりです。



薬味/ネギ、
ショウガ、もみじおろし。




お豆腐、生麩、
くずきり、お餅などが
次々に入ります。




8.最後は、白いご飯か
おじやを選びます。

うちは、おじやに
しました。



お腹いっぱいなのに、
おいしすぎます!
゜+.(・∀・).+゜.



9.お漬物





10.果物

イチゴ、キューウィ、
オレンジ



さて、今回、わたくし、初めてぼたん鍋を食しました!

猪をきちんとした形で食べたこと無かったんです。

ワクワク (〃∀〃;) ドキドキ ♪でした。



出だしのお菓子は冬だからか、いつもの「しんこ」ではなく、柚子の甘露煮。

さわやかな甘さに、まずほっこり♪ します。


突き出しの山菜のつくしは、ご近所で取って来られたばかり。

フキノトウは、四国のご親戚から毎年送付なんですって。

いつも思うのですが平野屋さんの山菜は、山菜独特の苦味えぐみがありません。

今回は特に春のさわやかさが薫りました。



平野屋さんの池にいる鯉のおさしみは、酢味噌でいただきました。

これも臭みはありません。さっぱりしたよい身です。



そのあとに、ご近所で取れる鹿肉のしゃぶしゃぶをいただきました。


作っていただきながら食べるのに必死♪(人´∀`).☆.。.:*になり、写真を撮り忘れました 。 (^-^;ゞ)

鹿肉は、一見、まぐろに見える、きめの細かな赤身。

大根おろしとだしぽんで赤身が少し残る状態でいただきます。癖もありません。



そして、メインのぼたん鍋。これもご近所の猟師さんから。

赤身部分もありますが、真っ白な脂身部分をメインに食べます。

けれど、猪の脂身は不思議と脂っこくありません。


一般的には、ぼたん鍋って味噌味で食べますよね。

猪の肉の臭みを消すためだと聞いたことがあります。

平野屋さんも30年前まではそうだったとのこと。


それが、30年前にお客様に、「肉を薄目に切り、だしで煮て食べるといいかも」と言われ、

やってみたらそれがまたおいしくて、それ以来、だしで煮て食べるようになったそうです。


だしで煮て食べるのは、平野屋さんだけらしいですよ ♪


鹿肉を食べた器に、たっぷりの大根と薬味(ネギ、ショウが、もみじおろし)を好みで入れます。


お肉以外も、大きめの小かぶが一人半個。

さといも、レンコン、白菜、しいたけ、菊菜、お豆腐(もちろん、森嘉さんの)、くずきり、生麩、お餅など、

まだ全部書き入れないほどすごく種類も多く、量もたっぷりです。

猪の肉はよく煮る方がよく、また、煮ても食感は変わりません。


赤身のついていない真っ白な脂身部分もたくさん入りましたが、変な脂臭さもなく脂っこくもなく、

ギトギトした脂が浮きません。



さて、鍋を待っている間に広沢の池で取れたフナの煮付けが出ました。

30センチほどもありそうな大きなフナは圧巻!

こんな大きなフナを食べたことなかったので驚きました。

それを半分づつ出してくださいました。

臭みなくほどよい甘さに煮てあり、ニコゴリがついているのもうれしかったです。


やさしい味は母の魚の煮付けの味を思い出させてくれました。ほんわかとした気分でした。


フナは最低2週間から1年、きれいな水で泥くささを抜き、7、8時間かけて煮付けるのだそうです。

それで体の骨も頭の骨も味がしみて、丸ごとやわらかく食べられるのですね。

骨は鮭缶に入っている骨の食感を思えばよいかな?



が、おかみさん……身が大きすぎます。!(@_@;)

おいしいので、ぱくぱく食べていると、ぼたん鍋が……お腹、苦しい (*´o`)=3 ふうっ でした。


さて、メインのぼたん鍋!!!

だし味なので、お肉も野菜も本来の味が直接味わえます。

煮ていくことで、うま味たっぷり。


最後の絞めは白いご飯かおじやを選べるのですが、鍋に色々な素材のすごくいいおだしが出ているので、おじやにしました。すでにお腹いっぱい、なのにおいしくてペロペロと入ってしまいました。


すべて作っていただき、お腹が苦しくなるほどいただきました。
その間、おかみさんとたくさんお話ができました。

これもいつも思うことなのですが、平野屋さんのおかみさんはやさしい気さくな方でお話していると

楽しくて心がなごみます。ほんとうにすてきな方です。

そういったこともよいお店の条件なのでしょうね。



さて、4月10日から2週間ほどだけは、竹の子料理がいただけるそうです。

「期間が短いですねぇ」とお聞きしましたら、竹の子は旬が短いので一ヶ月間も竹の子が出せるお店は

不思議らしいです。


実感としては、お鍋は二人では多かったですねぇ。

お昼の湯葉懐石が重く残っていたのも、敗因だと思います。


ちなみに湯葉懐石、けっこう腹持ちします。湯葉を油で揚げるお料理が多いせいでしょうね。

個人的には、湯葉料理よりは、湯豆腐がよいですね。
嵯峨野、嵐山あたりは、森嘉さんのお豆腐を使っているお店が多く、どこに入ってもおいしいですし、

南禅寺の順正、清水寺近くの奥丹(おくたん)と場所によって、お豆腐の味や食感がそれぞれ違い、

お豆腐めぐりだけで、あちこち行けてしまいます。

パック豆腐ですらが、おいしいです。


すみません、脱線しました。

ということで、平野屋さんに行く時は、お腹をすかせて行くべきだ!と今回強く反省しました。

自分たちのお腹の加減ができてなかっただけで、今回もどれも抜群においしかったです!!!


ごちそうさまでした!!!: *:・( ̄∀ ̄)・:*:

また伺いますので、お変わりなくいらしてくださいね♪



   
 おいしかったーーーーー♪