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 吸坂飴(すいさかあめ)

2010.1.28 更新

 石川県加賀市吸坂町ナ46
0761-72-0709
生産者 谷口製飴所 谷口由紀
 

デパートで購入しました。
私の小さな頃のことですのですっごく昔のお話になりますが、
冬場の縁日で棒状の大きな飴を金槌のようなもので割って、
金額によってその割った飴を竹皮に包んで売っていました。
当時は、写真のような茶色っぽい飴と透明の黄色い鼈甲飴
との二種類を売っていたと記憶しています。

その飴が大好きだったのですが、いつの間にか縁日に
出店しなくなり残念に思っていました。
その時の飴に似ているなぁと思って、今回購入してみました。

吸坂飴の食感は冷蔵庫で冷やすと当時の飴そっくりです。
今まで似たような飴を購入してきましたが、
今までで味も一番似ている気がしました。
行商の人が京都まで流れて売りに来ていたのでしょうか?
そんな気がしてなりません。

いずれにせよ、素直な味でおいしいですし、添加物も入って
いないので体にもいいんじゃないかなと思います。

これからも昔ながらの製法を守っていってほしいです♪
また購入しますね!!!゜+.(・∀・).+゜.


 
 
寛永八年に古九谷焼の里、江沼郡吸坂村で
創られて以来、三百六十余年の伝統と
文化を持つ吸坂飴は加賀百万石大聖寺藩政時代
には藩行商の特権をもち、
明治時代皇太子殿下行啓の際には
記念状を賜るなど
古来の技法による製飴が継承されています。

加賀米と麦の麦芽糖が成分で砂糖や
他一切の添加物を使っていません。

製法は、加賀米と大麦の麦芽を仕込み桶で
五時間かけて醗酵糖化させ、濾過した液状の飴湯を
窯火で四時間煮込むと白濁した飴湯から湯気から
粘気がある飴色に変わります。
窯上げした飴を練り上げることで
白色の飴になります。
自然の円やかな甘さの飴菓子です。